お遍路ハウス33

サンクトペテルブルク②〜トラベロコ

2018年3月30日(金)

今回のロシア行きのきっかけはBSで昨年暮れに再放送された草刈民代の案内での<BSザ.プレミアム ロマノフ秘宝伝説 栄華を支えた女たち>を観たことです。特にサンクトペテルブルク編のエカテリーナ2世の人物像やエルミタージュ美術館、エカテリーナ宮殿に魅了されました。以前からエルミタージュ美術館に行ってみたいと度々口にする夫に全く取り合わなかったのですが、『行ってもいいかも♡』な気持ちにチェンジ。夫の休める日が2月(ーー;)シーズンオフ料金はありがたいものの、いったい気候的にどうなのか?不安は募りました。

ホテルは今回エクスペディアで予約。booking.comやじゃらんなどど比較しつつ朝食込みの宿泊プランが気に入って<ケンピンスキーホテル モイカ22>に決めました。何しろエルミタージュが目の前に見えている立地です。日本なら銀座?のようなネフスキー大通りにも歩いて3分くらいです。朝食ビュッフェは理想的なグレードの高さを感じる内容。ロシア風パンケーキとはサワークリームとイクラ添えのクレープ(イクラはレッドキャビアとの表記)でした。

チーズや蜂蜜、サワークリームなどの乳製品やパン、サーモンの美味しさは格別でした。ホテルの従業員は皆英語でOKなのですが、私たちは毎朝『ドブレウートラ(おはようございます)』と『スパシーバ(ありがとう)』だけ覚えて使ってみました。ドイツ系のホテルのようでサービスはこちらでは外資系?なのかもしれませんが<るるぶロシア>では5つ星、間違いないセレクトでした。

さて到着翌日観光1日目の予定は、トラベロコでお願いしていた個人ガイドと一緒の観光でした。

ブログで紹介したかったことの一つがこのトラベロコでした。ロシア個人旅行の心配はやはり観光時の行動でした。どこか現地旅行会社のオプショナルツアーなんかに参加できるか?あるいは個人ガイドは見つからないものかと検索中何気にトラベロコなるものを発見。どうやら海外在住の日本人をガイド(ロコ)として結びつける名古屋発祥の仲介業者らしい、つまりお遍路ハウス33も利用しているAirbnbみたいなもの。コレコレ!と思って早速登録。サンクトペテルブルク在住の同世代の女性ライザさんに1日ガイドをお願いすることになりました。事前のやりとりで観光予定が決まりました。ガイド当日はエルミタージュ美術館が休館日なので翌日迷わないように入り口を一緒にチェックすることや3日後のエカテリーナ宮殿へのバスツアーの予約を一緒にすることもあらかじめ決めました。

当日朝ロビーでお会いしたライザさんとは自己紹介の後早速歩いて観光に出発しました。目の前のエルミタージュ美術館の入り口はやはりわかりにくい場所でした。特にネットでチケットを購入していて団体入り口とは違う入り口なので事前案内は助かりました。日本のように入り口案内や看板などないのがヨーロッパでは当たり前なのですね。美観という意味では良いのですが、印象派の作品のある別館の入り口もまたひっそりでした。

その後はアレクサンドル2世が暗殺された場所に建てられた<血の上の救世主教会>に向かいました。

ロシア風教会の特徴タマネギ屋根が修理中で残念でしたが、中は碧く美しいフレスコ画やシャンデリアでとっても魅力的でした。教会から出ると目の前に時代がかった衣装の2人が親しげに近づいてきましたが、ライザさん曰く”気をつけないと一緒に写真でも撮ったらお金を要求してくる”とのことでした。まあガイドブックにもよく書かれていることですがガイドと一緒だと安心ですね。

その後雪道を歩いてネフスキー大通りを案内されつつ歩いて郊外のエカチェリーナ宮殿へのバスツアー予約を入れてもらいに行きました。チケット売りが何人も競って売っているような場所での道端の交渉でした。英語ツアーに参加するつもりでいましたがシーズンオフなので英語ツアーはないとのこと、結局行き帰りの足としてのバスツアーなのでロシア語ツアーでもいいかと申し込むことになりました。3日後このバス乗り場でこのおじさんを見つけたらいいからと紹介されました。見たところバスツアー案内に英語は見当たらないし英語も通じなさそうですが、まあ感じのいい人たちだからこの場所に来れば大丈夫だろうとチケットを購入しました。

その後歩いてすぐのロシア美術館に向かいました。元は皇帝の弟の宮殿なので建物も素敵です。

エカチェリ−2世の像も肖像もあります。

学芸員の女性(お洒落)が小学生達に有名な”ヴォルガの船曳”をバックに絵についてレクチャーしているのですが、まあなんとリラックスして寝転がって見ていることよと面白く感じました。

ネフスキー大通りに戻ってどこかで休憩をと入ったカフェが偶然?私好みでした。ロシアでは日本の寿司がブームで日本食もどきのレストランが多いと耳にしていましたが、メニューに寿司(カリフォルニア系)や味噌汁、テーブルにはキッコーマン醤油が置いてあり『もどき日本食か?』とも思いましたが、肉魚を除いたヴィーガンメニューがあって『すごい、お洒落!』と急に楽しくなりました。ライザさん曰くイスラム教の断食とは違うけれどロシア正教にも肉魚を食べない時期があり、そのメニューなのだとのことでした。高知にはないけれど東京にはありそうなラインナップで味も良い店でした。日本語にすると”二本の棒”つまり”お箸”問いう意味なのだとライザさんが教えてくれました。

 

その後バスに乗ってイサーク大聖堂に向かいました。緑の孔雀石の巨大なギリシャ風柱やゴールドの輝きがゴージャスな内装には目を見張りました。一角ではミサが行われていました。ロシア正教では聖歌は基本的に無伴奏声楽だそうですがグレゴリオ聖歌みたいで好きだわと思いつつ耳にすることができて嬉しく思いました。私の大好きな聖母子イコンにも出会えました。

 

エカチェリーナ宮殿の琥珀の間の存在を知ってからロシアでは是非琥珀を買いたいものだと思っていましたが、そもそも琥珀の良し悪しなどよくわからないし、先ほど案内してもらったネフスキー大通りの土産物屋のショーケースから出してもらって交渉するのはハードルが高そう(-。-;と懸念していたところ、イサーク大聖堂の中に琥珀のアクセサリー店を発見!それも好みのデザインがどうやらお手頃価格で色々。だいたい教会の中のグッズは適正価格(町より安い)認識なのでまず安心価格だと考えられました。早速ライザさんにお願いしてあれこれ出してもらい満足のいく買い物ができました。ライザさんには以前に来た時はこのお店はなかったのでラッキーですねと言ってもらえました。

 

 

とまあ、初日にトラベロコを利用してサンクトペテルブルク在住日本人女性にガイドをお願いして幸先良いスタートを切ることができたと思います。そもそも雪の中で大聖堂の料金所を探すのもまた結構な疲労をもたらすものなのだと言われていたことがよくわかりました。イサーク大聖堂は別の入り口から展望台に上がることができますがオロオロせずに登れてよかった。展望台から降りるときに夫が手袋を落としたと気づいて取りに戻って心配しましたが、途中で手袋を見つけたという若者が一緒に付き添って歩いてくれたと喜んでいました。これもまた嬉しい出来事でした。

 

 

観光に疲れて雪の中をディナーに出るパワーはなく、ホテルのレストランでいいやと行ってみると雰囲気から高級‥‥コースを頂くパワーもないのでアラカルトで頼んで2人でシェアしましたがメニューに我が高知の誇る柚子とタタキを発見!ちょっと感動しました。近頃柚子がフランスで喜ばれてるなどとローカル新聞で記事を見たこともありますが、まさかサンクトペテルブルクで出会うとは驚きでした。私たちはサーモンチョイスでタタキを口にすることはありませんでしたが(笑)。レストランの味もサービスも素晴らしかったのですが、後でるるぶにゴージャスなビュースポットのレストランバー<ベル.ヴュー>だと載っていることを発見しました。食事中なぜか外に出て行くお客を不思議に思いましたが展望スポットだったからなのでしょう。キラキラと輝く窓からの雪景色はダイヤモンドダストだったのかもしれません。