孤独とゴミ屋敷と認知症と”住まう”〜その1

今朝の高知新聞一面連載記事

高知(ここ)に住まう

高知に住まう⑦満てる日までを読んでムクムクとお遍路ハウス33誕生への7年前の出来事が甦りました‥

記事に出てくる清掃業者くるめ屋さんは私が頼った先だったから。

認知症でゴミ屋敷と化した家とお義母さんの住まいをどうするか⁉︎で翻弄されていた2016年にくるめ屋さんにゴミ処理&清掃でお世話になりました。

その経緯は↓にお遍路ハウス33 スタート時に記しましたが、その後の世の中の流れが私の体験をなぞるかのような展開に思えてあれから7年経って思うことを記したくなりました。

 

こんなだった部屋は😱

リノベ後は↓

キッチンも😱

リノベ後は↓

今や訪れるゲストはだれもビフォーゴミ屋敷だとは想像もしないようですが、庭摘みフレッシュハーブティーでお喋りする時間をもつと、お遍路さん、一人旅女性とは認知症や親の介護テーマに話が及ぶことがよくあり、ゴミ屋敷からゲストハウスへの流れをお話しすると驚きとともに、何かしらヒントにもなるようで経験のシェアができて嬉しく思うことが度々あります。

なので高知新聞の一面でゴミ屋敷と高齢者の一人暮らしの記事を読むと心が揺さぶられます。

2017年に空き家をゲストハウスにして認知症カフェを始めたことが取り上げられました。

当時は認知症カフェも始まりの頃でした。

認知症カフェに来られていた方が新聞バッグにして下さいました。

今思えばお義母さんはコロナ前に施設入所をしていて本当に助かりました。

コロナが広がり始めた頃、この世の中で認知症の独居老人はマスクマストの新しいルールで暮らせるのか⁉︎とまず頭に浮かびました。

この7年間のお義母さんの認知症の歩みは、新聞記事風に言えば3か所目の今のグループホームで”満てる”ことが幸せじゃないかと思っています。

私も使わないし、若い人は多分知らない

“みてた”という土佐弁

「〇〇さんがみてたと!」

と昭和のお年寄りたちが誰かが亡くなったという意味で使っていた言葉が、実は”満てた”という漢字で表記されるのだとこの特集記事で知って新鮮な驚きでした。

命が満ちて逝く🌕

満たされて逝く🌕

そんなイメージが湧いてきて、ステキな言い回しダワとこれから使いたいワードにアップデートされました。

認知症になると片付けられなくてゴミ屋敷に近づいてゆくのは今や広く認知されてきたのではないでしょうか?

くるめ屋さんに続く業者が増えているとのことですし。

イギリスに孤独担当大臣が設けられて今や日本にも設置!

記事に孤独死の特殊清掃についてもありましたが、今思えばお義母さんの孤独感も深く、そこを満たしてあげられなかったこともゴミ屋敷の悪化に繋がったのかもと反省の気持ちも平和な暮らしになってから湧いてきました‥

続く‥

 

お遍路ハウス33ができるまでのストーリー

興味がおありの方はお読みになってください(長いです)。

お遍路ハウス33ビフォーストーリーその1

お遍路ハウス33ビフォーストーリーその2

お遍路ハウス33ビフォーストーリーその3